BDHQの歴史
BDHQは、DHQ(自記式食事歴法質問票:self-administered diet history questionnaire)の簡易版として佐々木敏博士により開発されました。
DHQは、栄養素などの摂取状態を定量的に、かつ、詳細に調べるための質問票を中心としたシステムです。1996年に開発が始められ、数多くの基礎研究を経て、現在では数多くの栄養疫学研究、その他の人間栄養学研究などに活用されています。BDHQを理解するには、DHQについて、ある程度理解することが勧められます。
BDHQはDHQの特徴をある程度保ちつつ、構造を簡略化し、回答やデータ処理を簡便にしたものです。大規模な栄養疫学研究や、栄養が従である(他の要因が主である)研究に用いることを目的として開発されました。
DHQについては、いくつかの妥当性研究が行われ、その長所、短所かおる程度、明らかにされていますが、BDHQの妥当性は、のちほど触れますように、その精度(妥当性)に関する検討についての原著論文はまだありません。その意味で、BDHQは開発の途中段階にある質問票というべきでしょう。そのため、質問票構造を含め、栄養価計算の方法(プログラム)など、BDHQのシステムは徐々に改良されてゆきます。
また、BDHQは成人にしか用いられないため、現在、小学生高学年用のBDHQ(BDHQ10y)、中高校生用(BDHQ15y)、3歳児用(BDHQ3y)の開発も行なわれています。




