DHQ(自記式食事歴法質問票:self-administered diet history questionnaire)は、栄養素や食品の摂取状態を定量的に、かつ、詳細に調べるための質問票を中心としたシステムです。1996年に開発が始められ、数多くの基礎研究を経て、現在では数多くの栄養疫学研究、その他の人間栄養学研究などに活用されています。
DHQは、16ページからなる質問票とその周辺を取り巻くシステムです。DHQの質問票は回答に40分、またはそれ以上を必要とするもので、日本人用に問発された食事アセスメント用の質問票としては、おそらくもっとも詳紬な質問構造をもつものでしょう。DHQについては、すでにいくつかの妥当性研究が行われ、その長所、短所もある程度明らかにされています。
また、数多くの栄養疫学研究で用いられ、その精度と信頼はほぼ確立したと考えてよいでしょう。質の高い栄養疫学研究を行うにはDHQの利用が強く勧められます。 なお、DHQは、高齢者への利用の拡大を図ることをひとつの目的として、22ページからなる拡大版(DHQ-L)が最近、開発されました。最近は、その記入のしやすさから、高齢者以外(中年層など)でも利用されるようになってきました。両者の質問項目はほとんど同じです。
DHQ(ならびにDHQ-L)は専用の栄養価計算プログラムによっておよそ40種類の栄養素と150種類の食品の摂取量を算出できます。また、対象者ごとの個人結果帳票を出力することもできます。個人結果帳票には、現在、一般健康人用、高脂血症者用があります(高血圧者用、骨粗鬆症予防用もありますが、現在改変作業中です)。 なお、DHQの栄養価計算プログラムは、より正確な栄養価計算ができるよう、もっとたくさんの種類の栄養素について摂取量計算ができるようにという改良が、現在も毎日行なわれています。
DHQ質問票とDHQ-L質問票の一部・サンプル(PDF)
個人結果帳票のサンプル(PDF)
研究論文
なお、上記研究論文の別刷り請求は
http://www.nutrepi.m.u-tokyo.ac.jp/




